それぞれ見てみる。
詳しい意味はしっかり解説するので、まずそれぞれがどんなものか視覚的にみてください☆
●いるかホテル(チャネル)
ローソク足の上下に表示されている白・赤・青のバンド上のカスタムインジケーター。リペイント有。
●異世界アラート(マーカー)
異世界アラートはメール通知なので、チャートに表示されるインジケーターではありませんが、勉強会で有志の方が作っていただいた異世界アラートマーカー(©はるやん)でメールを取り込んで可視化したアラート発生地点です。
あわせて見てみる。
こんな感じです。
「なるほど!チャネルの端っこまで引き付ければ優位性あるんか!押忍、検証!」と思ったかもしれませんが、インジケーターとはリペイントという書き換わり現象があります(一部ノーリペイントのものもありますが、結果的にリペイントしたほうがいいと思います)。
なので、端っこだと思ったところでも、その後の流れで書き換わればぜんぜん端っこじゃなかったこともあります。
「じゃあ使えないやんけ」と思ったかもしれませんが、もともとそんな端っこでトレードするような発想自体負けトレーダーの思考回路です。普通に考えれば、このチャネルで経済が動いているわけじゃないので当たり前ですね。そんなチープな使い方を提言するつもりはありませんよ!
リペイント現象についてはいるかホテルチャネルのページで傾向と対策(受験みたいw)を書いたので、まだの方は見てきてくださいませ。
エントリートリガーと優位性。
繰り返しになりますが、本質的に何を根拠にしても「こうなったら順張り(逆張り)」という構造に、優位性が欠けているという視点でこの記事を書いています。
例えば、
・RSIが上に振り切ったらショート
・RSIが上に振り切ったらロング
これらに優位性に違いはありません。どっちでも勝てるときもあれば、どっちでも負けるときもありますが、この要因で勝てるわけではないので【優位性は無い】ということです。まぁ、気持ちはわかるんですけどね。自分手法が見つかったり効いた気がするとすごいツイートしたくなるくらいIQ下がっちゃうので。
でもね、それが無駄というつもりはありません。「RSIが上に振り切ったらショート」が優位性がある場面かどうかをフィルターできれば、使いどころを限定して立ち回ることで、少なくとも”不要な負け”は減らせると思うのです。つまり、
フィルタリングとは。
利用者じゃない方も参考になるように書いているので、ぜひお読みください。
フィルタリング必要なのは異世界アラートも例外ではありません。【UP】というアラートが来たとき=ロングということではありません。それがどういう意味かを相場や波動を分析することで優位性を得ています。
結果的に見れば当たりまえですが、リアルタイムではこんなこともわからないのが難しいポイントですね。これを判断するにはいろんな情報が必要(確実に見切るのはもちろん無理)ですが、この記事では「流れと中央値」で見ていきます!
※いるかホテルチャネルの解説ページでも同じような解説をしています。もう読んだ方は復習として読んでみてください。
●「流れ」と「中央値」
流れとは、チャートの方向性と定義します。上記でも書いている通り「端っこ」という概念はありません。
見るべきは「流れの方向」と「角度」です。
上記画像を例に、強烈に下に流れが向いている場合は【下に行く力が優勢の場面】です。ここでは安易にロングを入れる場合ではないので、ロングを入れる場合は相当フィルターや分析を行う必要があります。しかし、別ページで解説する「リバースダイバージェンス」という強力な引き戻し現象があるので、もちろん安易にショートを打つ場合もありません。
中央値とは、流れに対してレンジを考えたときのポジションです。少しややこしいのですが、中央値に対しては「端っこ」という概念はあります。無論、端っこ=反発するということではありません。
見るべきは「中央値に近いかどうか」です。図解しますね。
●優位性を考える①
突っ込みどころは置いといて、シンプルに赤い枠の時点でロングの優位性を「流れと中央値」で考えます。
この場合、赤い枠の地点では以下の状態です。
◆流れ:【やや下向き】
◆中央値:【中央値より上】
この情報から読み取れるのは【下に向かっているトレンドで、まだ中央値より高いので、これから下げられる幅のほうが広いため、ロングは危険】という判断になります。
●優位性を考える②
次はここで、ロングの優位性を考えます。
この場合、黄色い枠の地点では以下の状態です。
◆流れ:【かなり下向き】
◆中央値:【中央値付近・中央値よりやや下】
この情報から読み取れるのは【下に向かっているトレンドが強まっている一方で、中央値よりは下だが、さほど乖離していないので、まだ下げていく危険性はあるのでロングに優位性があるとは言い切れない】という判断になります。
●優位性を考える③
最後はここで、ロングの優位性を考えます。
この場合、青い枠の地点では以下の状態です。
◆流れ:【かなり下向き】
◆中央値:【中央値よりだいぶ下・端っこ付近】
この情報から読み取れるのは【下に向かっているトレンドが伸びている一方で、中央値からもだいぶ下がって乖離しているので、調整反発はあります。これだけではロングに優位性があるとは言い切れないが、ショートにも優位性があるとは言えなくなる】という判断になります。
これらが相場・流れ・中央値を合わせてみた優位性です。流れや中央値は無数の形状に変化するので上記の解説を元に柔軟に相場を考えてみてください。この考えをグリッドにすると、いままでの逆張り順張りをトリガーする自分手法や商材のフィルターができ、これだけでも圧倒的に無駄な負けエントリーポジションが減ると思います。
分析方法の続きは、また別の記事で!
「エリオット波動が今●波だから~~」といって負ける人、あるあるですね。
これを否定する”フェイラー”、オシレーターで見るわけじゃない”本物のダイバージェンス現象”、テクニカルをぶち破る”リバースダイバージェンス”、一歩的な展開が起こる最凶”テーマトレンド”など、まだまだ優位性の世界は深く存在する。
あくまでこの記事では「異世界アラート×いるかホテル」を例に流れと中央値を考える記事としているのでまた別の記事として書いていきますね。
●異世界アラート×いるかホテルが見えてきました?
もうお分かりでしょうか。
この「流れと中央値」と「トレードタイミング」こそ、「いるかホテル」と「異世界アラート」なんです!
↓
最後に、次のページでは異世界アラートを例にエントリーの精査を行います!利用者じゃない方も、「自分のエントリーをするタイミング」で置き換えて、ぜひ参考にしてみてください!