【上級者向け】チャネルの『リペイント現象』を攻略する【FX】

いつもありがとうございます、はるのです!


インジケーターのリペイントと呼ばれる『書き換わり現象』に困る人が多いと思います。今回はそんなリペイントを事前にある程度読むこと、そしてそれをトレードに活かす方法を考えてみます。


この記事では”いるかホテルチャネル”というインジケーターを使用しています。リペイント現象はインジケーターのプログラムごとに発生する仕組みが異なる為、別のチャネル型のインジケーターでは再現性は極めて低いため、持っていないよという方は、概要部分のみ認識して自己トレードに活かしていただけたら嬉しいです。

まぁ、FXには『トータルで勝ってるか負けてるか、一時的に勝っただけに気づいていないか』しかないと思うので初心者も上級者とか特に関係ありませんから、読んで参考に出来る部分があれば幸いです。
『いるかホテルチャネル』とは

はるのゆきが、某チャネルインジケーターにリペイント想定ラインを書き加えて改良したカスタムインジケーター。主催する勉強会にて、課題をクリアされた方のみに限定的に無償でお渡ししているものであり、「流れ」を観測する用途で使うのみのものなので勝てるツールなどではありません。

インジケーターは『リペイント』する。

インジケーターはチャートの動きをなんらかの計算式で書き出した「遅れた」ものなので、その後相場が大きく動いたなら、書き換わりが発生する。

詳細は、Googleで調べていただければ詳しい記述が出てくると思うのでそちらを参考にしてください。「リペイントしない」インジケーターも有料のカスタムインジケーターで多くあります。まぁ、これは種を明かせば「表示したものを変更させない」というプログラムの処理なので、リペイントするしないに精度に差は無く、「後追いするかしないか」だけです。


多くのトレーダーはそんなチャートに後から着いていくインジケーターに「安心感」を得るために使おうとするのだが、これはまぁ遅れた情報なので、例えばいま「Clubhouseを最先端だと思い込んで熱心に取り組んでいる”遅れた人”」みたいなもので、ここに最先端のような未来はなく、確定的なものですね。


では、使えないのかと言えば別にそんなことものなく、目的に応じてなら多少は使えると思っている。例えば、いつかホテルチャネルで観測したい”流れ”についてはむしろ確定した過去こそ重要な要素であるわけで未来予測は不要です。しかし、いるかホテルもリペイントはする仕様ですので騙されてしまうユーザーも居るでしょう。


今回は、そのリペイントについて策定するためのひとつのアイデアとして、僕の普段の観測方法を書きます。あくまで正解としてではなく、何を言いたいのかを拾ってくれると、ありがたや~です。

いるかホテルは「確定した流れ」を可視化。

MAも2本入っていますが、このチャネルインジケーターがいるかホテルです。「確定した流れ」を見るものです。

どうでしょう。どっからどう見ても上がっていますよね?で、あれば基本的に上がる面積が多い場面なので「ロング優勢、ショートは基本的にはタイミングを見て短く」という判断が出来ます。

これだけのインジなので、今一番右側を見るとチャネル真ん中にチャートがあるように見えるが、そうした見方はできない。なぜならばこのまま大きく上に激動すれば「チャネルが書き換わり、今中央だった場所が中央じゃなくなる」のです。だから、今上限に来ていたとしても、それでショートを打つ、なんてことは”リペイント”の性質を考えれば、優位性はない。

これはチャネルでの話だが、基本オシレーターを含むどのインジケーターも同じように書き換わったりする。これは”チャートから情報を持ってきている”というインジケータープログラムでは言わば「当たり前」であるので、インジケーターのパラメーターを探しているトレーダーは、パラメーターとかそんなこと検証しても明日の値動きが完全一致していないなら、それは未来は見えないということを織り込んで欲しい。

リペイントは「予測できるのか」

結論から言えば、考えることが出来ても”精度”で言えば完全予測は不可能。


だけど、結果的にリスクコントロールをすべきFXにおいては、精度のある完全予測が出来なくても、「想定」することが出来ると断然トレード成績は上がる。エントリーしても想定外であったなら、ちゃんとした”損切り”が出来るし、後出しトレードも出来るから。そもそもそれらを踏襲したものが、アラートの各ルートの定義だったりもする。


では、どのように想定をするかについてだけど、FEや値幅や時間帯など普段勉強会では限定的に絞ったツールでその点を観測しています。しかし、ツールが相場を動かすわけではないので”効く”は無い。この点をリペイント目線で少し深掘ろうというのが今回の趣旨です。

リペイントの「イメージ」

再びこの画像、リペイント前の左では上限に来たから~~~という単理由で本来はNGとしている使い方をしてしまう人が居る。結果、大きく動いたらそちらに追従するので、右側の画像では上限だと思っていたところも上限じゃなくなってしまっている。


そもそもインジケーターは相場の対象区間(パラメーターの期間)から基本的に計算されているものである。


その区間値幅が、仮に相場で続いていけば当然”効いているよう感じる。

つまりインジケーターの動きを読むのは、当然ながら相場の”値幅”を見る必要がある。(※いるかホテルチャネルにおいての解説です。RCIのような陰線陽線の割合を計算するものや、値幅に関係しないものはこの限りではない。でもだいたいチャネルはこれに近い場合が多いはず)


と、まぁいるかホテルも他のチャネルを流用しているので自分のもののように言うのもあれですが、凄い使えると言ってもらえますが、結果的には相場に都合よく追従するこの性質が”効いてる感”を演出しているのでしょう。


しかし、こうした値幅感は結局指標前や上位足の調整時に起こるもので、大きな動きがあれば、前述した通り”追従する”わけで。

リペイントを「想定する」

もうお分かりかと思いますが、”値幅感”を打ち壊すときは指標やVIX上下、相関通貨のテーマ性であるわけです。しかし、毎回そんな何かを感じ取るのは誰にも不可能でありまして。

「チャネル」を超えてきたします。そして、テーマトレンドでは無いとします。

さて、さすがに「下がるでしょ」とショートを打ちたくなるこの場面、結局リペイントするのかどうかを策定するにはどうすればいいでしょうね。

もしも、下がってくれたらチャネルも少しブレて元に戻ります。

しかし、こうした場面は五分五分。このまま上に突き進めば回収不可能になることも。では、上がっていくかをどう想定するかを僕なりの解釈でまとめます。もちろんどれか一つで使えるものではなく、総合的に複合的に解釈します。

値幅

もう一段、二段上に行く可能性を策定できますね。

FE

FEいくつか、という程度の低い話ではなく、策定した場所に値幅やラウンドナンバー、年初来高値、集計期間の大きいMA(平均)などを重ね合わせるような感じ。光の三原色で白くなるところを探すようなイメージでしょうか。

ターゲットプライスを策定したら

もちろん、上記のツールが優秀というわけでなく、極論どれでもいいんだけど、使い込んだセットで”定点的に”観測できるといいと思います。さて、それらでターゲットプライスを想定したら、リペイントするんじゃねぇかな橋を叩いて渡ります。

なんやかんやで目指すターゲット帯を「想定」したら、リペイントを考えると、、、

こうすることで、「上限だから反転を狙う」ということの抑制にもなるし、そもそもチャネルの無い人が良くやっている”俺のレンジライントレード(笑)”も叩いて渡れるかもしれませんね。

以上!

どんなサロンでも、教える側が本物だったとしたって「全く同じ成績」は絶対に出せない。


発想や思考も脳の電気信号であるわけで、価値観や視点や解釈が違えば同じ教材で同一の結果は出せない。極論脳みそ移植ぐらいのことをしても同じに出来るわけではない。でも、細かいところの足並みをそろえていければ「似せることは可能」だと思う。


例えば、商材屋さんのいう「インジケーターのパラメーターをこれにする」という説明があるとしたら、短絡的な人は勝てる気分で踊るだろうが、それも脳の電気信号であって、「結局そのパラメーターがどうしてなぜ勝てるか」なんかその情報で説明なんてされていない。もっともらしい図解を載せても、それが今後どうして使えるかではない。結局再現性を考えれば、そうした”それっぽい気分感”以外の解説が必要になる。


パラメーターやインジや精度や手法とは、負けてIQが下がっている人にはもっともらしく見えるが、結局そもそも説明にすらなっていない。「資金何倍にもなった」という生徒のツイートをRTするサロン主がいるが、むしろ資金何倍も減らすリスクがあるトレードを晒している時点で、トレーダーの力量もわかるわけで。拡散するなら今週”も”同じ優位性を保てたとか、資金に見合ったロットで地道なトレードをしているとか、楽しんでいるとか、そういうものであるのが望ましいと個人的には思う。


話は戻って、再現性を似せていくことについてだけど、僕はこのブログやnoteやツイッターに、思考を言葉で読んだように書き連ねていて、インジやパラメーターや参加者の誇張とかではなく「どうして今回負けていないか」をより具体的に書いている...はず。つまり、アレンジすることなく、似た解釈を勧めていただければ、近いトレードに寄せていくことは可能と考えるからです。


面白いのが、結構勉強会で歴の長い人が苦戦しているときに、歴の浅い人の方が驚きの勝率を出していたりする。これは「純粋にマニュアルをそのまま実践しているから」であると思うんです。だいたい、ほとんどの人は長くなっていくとスランプ気味になる。そうした人は何かしらアレンジしたり、他のトレーダーを見始めたり、マニュアルを抜粋したような動きになったり。結局、どのサロンでもそうだけど、ただでさえ不安定な相場上でそのサロンが提唱しているものを100%として、それを100%試行できないなら結果が似なくても当然だと思うんです。


なので、長くなりましたが、異世界だろうと他であろうと、スランプを自覚している人は相場の検証の前に、自分を検証してみるのをお勧めします。

そもそも相場検証が本当に有効なら、アナリストとか頭の良い人みんな勝てるしね!

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