「GOLD」で溶かす人の共通点!

いつもありがとうございます、はるのです!


この記事では、FX界隈で大人気のGOLDについて、なぜ資金を溶かしてしまうのか、なぜ勝てないのに手法が多く存在するか、自論を書きたいと思います。


もし、参考になれば他の人にも教えてあげてくださいませ!

僕も負けてるときよく触っていたなぁ~

大人気「GOLD」は、負ける?

非常に多くのFXトレーダーが「GOLD(XAUUSD)」をトレードしている。怪しい商材屋が多く「ゴールド専用手法」なども出している。


でも、気づかないだろうか。

GOLDトレードしてる人って、長期間のトレードのエビデンスがない。ずっとゴールド専門の人もほとんどは「デモトレードをリアルを称している」か「ポエマー系/自分ライン系ツイッタラー」か「極少ロットでトレードしている人」じゃない?


結局最後は、みんなロスカットになってるよね。

それでも溶かしてたら、手法探しや自分ルールやメンタルのせいにする。よく考えてほしいのだが、GOLDで多く利益を得られるものなら、億トレも多くが触っているはずだと思うんだけど、本当にエビデンス出せる人で触っている人なんてほとんどいないと思う。もちろん全く居ないとも思わないけどね。


結論、GOLDは基本触らないほうがいい。その理由を2つのポイントに分けて紹介しようと思う。あくまで正しさ、というより、個人トレーダーとしての知見の範囲でまとめた主観記事ですので、部分的に参考にしてください。

1.まず「金」そのもののお話
2.負けトレーダーを量産する「金」

「金」そのもののお話

まずGOLDは、地球上にある総量は決まっているので、需要と供給のバランスでは確かに価格は上がっていくと言われている。現に、昨年2020年はかなり高騰したし、かなり多くのトレーダーが買いつけている。


今後もおそらく需給で上がることは大いにあると思うので、GOLDは投資商品としては、かなり手堅く魅力的なものだと思います。


トレードするな、って言ってなんやねん」って思うかもしれませんが、トレードではなく「投資として、資産として、現物保持するなら手堅いものである。」ということ。

どういうことか。まず下記のチャートをみてください。

このチャートは、1999年(左端)~2021年までの月足のチャートです。

一見しても「クッソ上がっとるやんけ!!!!!!!」という感じですね。買ってたらレバレッジ無しでも100倍近くお金増えてるよね。。まだ今後も上がるなら、俺もまたGOLD買おうかな。。



...って昔なら思っていただろうけどね。実際は、怖すぎて震える。よーーーく冷静に見るとチンサムどころじゃない、もはやホラー画像である。

2011年付近を一旦の天井に、落ちている。底値までざっくり1000円近く落ちている。


これ、現物であれば「高値掴みしてもおよそ半額になって、9年で元に戻った」わけだが、レバレッジをかけるとそうはいかない。

例えば、10万通貨(1ロット)張ったとして「1円動くと1万円のトレード」をしたとする。そうすると、上記図だと1000万円ちかくの含み損になる。その間、かなりのスワップをマイナスでつけながら、1000万円以上の含み損を9年間保持できるトレーダーは、おそらくいないだろう。怖すぎんか...?

金は「循環サイクルが長い」。

話は戻るのだが、今後も金は需給で今後も上がっていくといわれているため、投資商品としては魅力的。

ただ、FXトレーダーのレバレッジをかけた「投機」で考えると問題がある。

月足約30年分(左:金 右:ドル円)

わかるだろうか。

左の金は一つの波のサイクルが極めて長い。一方、右のドル円は細かく波を作りながら進んでいる。

月足約30年分(左:金 右:ドル円)

死語で言えば、金の動きはトレンド的であり、通貨ペアは広い目で言えばレンジ傾向がある。ボラティリティが高いことから、月足レベルで高値(底値)で捕まると、レバレッジをかけていた場合、素人なら致命的である。

おそらく「現物資産として魅力のある金融資産”金”」を「FXでも魅力」と勘違いしている人も多いと思う。


金は保存価値、美的様相と属性のため魅力的なコモディティーではあるが、レバレッジをかけたFXとしての金とはセパレートした概念として考えるべきところですね。

なぜ金の動きは「殺人的」なのか。

日本では語られていないことで、中国語で発信されている某貴金投資の話がある。

GOLDの価格が上昇する局面は、まず「プロフェッショナル」から。ある時点から、「金は勝っておけば上がっていく」という話を流布していき、一般投資家が買いだして価格が高騰したところで、安く仕込んでいたプロフェッショナルが売りに転じる。つまり「一般投資家が買いだした時にはピークが終わっている」ので高値掴みをして損をする。「金買うと儲かる」という言葉は、はめ込みであることが多い、と中国圏の金商品の評論家は言う。

では、結構最近のニュースをご紹介↓

いまも「相場操縦」は行われている。しかも、国家の銀行で。ワロスww


言論の統制もあるわけで、明るみに出ていることが全てではないとすれば、こうした相場操縦はいたるところで行われているなら、これほど怖いものは無い。

結構、ガバガバな図だけど、こういう風に見えなくもない。

極めて殺人的な動きをする投機通貨は、明確に相場操縦も行われている。もちろん、為替相場もある程度相場操縦もあるだろうし、AIもあるから個人投資家に不利なのは変わらないが、何分「ボラティリティと値動き」と「レバレッジ」で言えば最悪の組み合わせであることから、

”レバレッジで資産を増やす”と本気で思ったなら、この観点だけで言えば「触らないほうが安全」であると言えるだろう。

とにかく「今後上がる」系の話題は金だろうが、なんだろうが、レバレッジをかけているなら気に留めない方はいいと思います。

負けトレーダーを量産する「金」

さて、GOLDそのものの知識を部分的に解説したので、ここからは馴染み深い「負けトレーダーたちのGOLD」について書いていきます。


直近の値動きで言えば、GOLDは1日およそ2500pipsくらい動いている。ドル円で言えば50pipsくらい。


比べるとマジ50倍くらいスピーディだから、勝つことが出来れば低ロットでもそこそこ利益を得ることはできる。うまく行っちゃったらそれこそ、全然動かないドル円やユーロ円なんか触れなくなっちゃう。ゴールドは超刺激的だよね!!!


僕も、もちろんわかる。勝ってないときは良く触ってたし、手法づくり()とかやったもんね。ただ、いま冷静に思えば罠はたくさんるよね。

「ロット」という罠

GOLDでうまくいくと、結構低ロットでもそこそこ金額を得られるので「超気持ちいい」。

とても刺激的なので、IQもガクッと落ちるので、いつも以上に判断力が低下する。そんな中で利益を出してしまうと「GOLD」がだんだん簡単に大金を得ることができるように思えてくる。


負けトレーダーは「簡単に思った通貨」に対して、ロットをあげていく傾向がある。毎日1万ずつ稼げば~とか、月に100万いける~とか、不規則の値動きをする相場に、あろうことか規則を考えてしまう。


そもそも簡単な通貨は存在しない。負けたから難しい、勝ったから簡単。得意不得意も、その時の流動性次第だったりするので、ギャンブルトレーダー以外は「通貨に対して得意不得意を抱かない」ということが重要だと思います。


だいたい、ロット上げたときに全損するわけだしね。GOLDであれば、更にその高いボラティリティで一撃退場になるので”GOLD専門”とか言っちゃう人はまだ夢の中か、依存状態であることが多い。繰り返すが、GOLDは気持ち良いくらい勝てると利益が出る。が、素人はその先でロットをあげて全損するのも基本セットで覚えておくといいだろう。

「ドル円」と常時逆相関ではない。

「ドル円と逆相関する」、なんて言われていますが、常時逆相関と言われればそういうこともなく、その動きの元になる要件のほうが重要だと思います。

そもそも多くの投資家は金融危機と景気後退時にはインフレーションに対して、緩衝の役目を果たす安全商品として金を考えるといわれています。つまり、経済不安定時にその価値が増加する傾向がある。「じゃあ、ドル円の動きが世界の経済不安」かといえば、必ずしもそうではないわけですよね。

ゴールドの取引は為替通貨ペア以上の需要と供給、米ドルリスク、現在のイベントや市場投機を含む要素の幾つかに正しい理解を得ることが必要など、通貨とは属性がかなり異なります。

負けトレーダーを量産する「ボラティリティ」

ようやくここからが、本題です!

FX界隈でやけに「GOLDトレーダー」とか「GOLD〇分足手法」とか「GOLD自動売買EA」が多く見かけますよね?


これは「ボラティリティ」のせいです。このサイトでは「負けトレーダーの多くが、カーブフィットを失念している」ことをコンセプトにしたページを書いていますが、ゴールドの大きい値動きはまさに「都合よく解釈が出来る」わけです。


例えば、値幅の小さい通貨(仮に10pips)とGOLDを例にする。

みんなは金を目的にFXやってるんだから「値幅は欲しい」と思うだろう。だから、例えば5pipsとかで基本満足しないよね?

じゃあ、仮に「10pipsで利確」というルールを作ったとする。すると、このルールで利確するならどこでエントリーしないといけないか考えてみると、

↑この図だと青いところでエントリーしていれば、「10pips利確」を達成できる。これ、もう意味わかりますよね?


ボラ(値動き)が大きいと、エントリー条件がガバガバになる。つまり「別にどんな手法でも極論利確しやすい」ので、ストキャスが振り切ったらとか、RSIやRCIがどうなったらとか、引いた線が当たったとか、ぶっちゃけ別になんだって良いわけです。


だから!GOLDは、その時の波にカーブフィットさせたものを見せれば簡単に「手法」として見えちゃうので、【新手法】とか【ゴールドサロン】とか【ゴールドトレーダー】が、乱立するんですよ。値幅があれば、エントリーなんてどこでもいいわけっす。

だから使っているインジケーターがそれっぽい形に見えたら「自分手法」の出来上がり!

負けてIQが下がっているトレーダーは、こんな簡単なことも見えない状態になるから、怖いね。僕もそうだったし。冷静に考えれば、こんなことわかるのにね。(というか、そもそも勝てる手法なんて明確にないのに、その辺のトレーダーが”新手法!”とか作れると本気で思うのだろうか。。)


ここまでなら「ん??ゴールド手法で勝てました!って報告画像あげてるサロンもあるし、なんだって勝てるならゴールド触ればいいんじゃないの????」と思うかもしれない。

そう、たしかに、ボラのおかげでプラスで利確ができることは多いので、特にスキャとかだと連続してプラスを出せれば大きな金額っぽく見えるのは事実。でも、ここには最悪の落とし穴がある。

最後は「レバレッジ」。

ちょっとおさらいだが、値動きは売買で動いている。

つまり、短時間的には極めてランダムウォークである。その部分を、正確に当てることは不可能である。例えば、長期間「ひげ先だけ」をスキャで完全に取っているひとは居ないのがその証拠。(スイングなら長期時間のローソク足はヒゲながいし時に狙えるかもしれんけどね)


というわけで、短期的な値動きは「ランダム性」が多く含まれるわけで、ボラが大きいとしたら、「狙って回避できない大きな含み損」が発生する。

と、した場合、ガバガバなエントリー条件が根拠なGOLDサロン/及びトレーダー/及び商材で、ロットをあげて欲張っている人は、「肥大化した負け要件」によってロスカットに向かうと言える。負けトレーダーの資金量で、ランダムウォークで発生する大きすぎる含み損には基本立ち向かえないだろう。

仮にリスクリワードで、短い損切りを置いたとするなら、短い損切りだらけになるのも目に見えるわけで。



結局そこまでスキャだかデイだかで、伸ばした資金は、避けられないランダムウォークで消し飛ぶ。という理屈。ってことは、誰でも作れるガバガバな「高ボラ手法的なもの」は、何の根拠でもなく感想だったという裏付けでもあると思う。(正確に数字で説明できないけどね)


つまり「『GOLD手法のおかげで勝てました!やっぴー!』って感想もらいました!この手法凄いですよ!」みたいな【点の情報に価値は無し】ですよね。もちろん、根拠をもっと精密に出しているGOLD手法?とかあるんでしょうけど、それでじゃあ専業になってる人どこにどれだけいんのって話。


このことからも、勝つ方法ではなく、どれだけ負けにくいエントリーをするのかが重要だと思うんですよね!レバレッジというものと、金の相性の悪さはすごいですね。当然ながら、GOLDやその手法が絶対ダメというわけでもないので、ロットや向き合い方を考えるうえで参考にしてもらえたら幸いです。

以上

GOLDを触って溶かす人は、どこか都合の良いように勘違いしているように見える。


そもそも、本当にボラティリティに魅了されてハイレバで取引したいなら「パラジウム」や「仮想通貨FX」のほうが遥かにスピーディで脳汁でるしね。そう思うともはや、ハイリスクローリターンな商品っぽい気もする。


大きな金額なんてなんも偉くないからね。たとえ、本当に優位性のあるエントリーをすれば「資金が伸びる傾向」に乗るはずだから、最低ロットでも勝ちを重ねているトレーダーのほうがよほど価値があると思います。勉強会の方々の明らかにプラス利確を量産してる時点で、まぁ確実に優位性は存在すると思いますし。


と、まぁ偉そうに見えたら申し訳ないんですが、本当にGOLD中毒の人が多いのでどうしても書きたかった内容でした。商材屋に対してどうこうというわけではなく、僕のような文系の子供でもこのくらいわかりますので、冷静にレバレッジと金というもの、高ボラのリスクを今一度考えたトレードで、資金をなるべく減らさないようにしていきたいですね。

部分的にも参考になれば幸いです。

改めて思うと「GOLD専門手法」とか「GOLDのサロン」とか「新手法できました!」とか、何が根拠にあるのか聞いてみたいっすよね!僕もそんなので年間通して勝てるなら欲しい!!


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