「人の噂も75移動平均線」

いつもありがとうございます、はるのです。


この記事では「テーマトレンドにお悩みの方」「トレンド方向に騙されてしまう方」に、回避するための手段としてMAを用いる観測方法を書いていきます。


このブログをお読みの方はもう「こうなったら勝てる!」的な思考がだいぶ減ってきたんじゃないでしょうか。根拠のない行動をしないだけで、ミスしなければ明らかに負けが減ったんじゃないでしょうか。その更生の足しに、ぜひ。

この記事は、「1時間足での使用」を前提に記述しています。

関係ないけどジョジョは1部2部7部派の異端児です。

「MA」ってなに?

最も代表的なインジケーターである移動平均線(Moving average)、略して「MA」。

FXに関連する書籍でまず載ってないことはないであろう代表格のオシレーターで、ゴールデンクロス/デッドクロスなどMAを使用した手法は有名ですね。


機能としては、ざっくり言えば一定期間の平均をチャート上に曲線で描画するインジケーターです。例えば、パラメーターを15にして1時間足で表示したら「15時間の平均」が、罫線として表示されるわけですね。上記画像の水色のラインがちょうどその設定になっています。


まぁ、かみ砕いて言えば、チャートそのもののローソク足に”平均”の概念を加えただけの「遅れた情報」です。

そのまま使えば、遅れた残像を相手にあれやこれやするだけなので、負けても当たり前だと思います。ゴールデンクロスやデッドクロスなんかも、すでに確定した過去みたいなもので、それ自体を見てトレードしても優位性は低い。

上記画像のような「GMMA」という派生形のインジケーターがあって、これはこれでかなり環境認識には使えるのだけど、「初心者はいっぱいあるもののほうが使えそうに見える」と思うのだけど、結局MAがめっちゃいっぱい出ているだけで、更に多くのバイアスを生むので、今回の記事ではあくまで用途を絞った平均値の使い方のみでいきます。


ということで、この”遅れた情報=平均”を使って、テーマトレンドを回避する術を考えていきます。

「MA」を設定する。

移動平均線をチャートにドロップします。
今回の期間は「15」「75」「199」でそれぞれ設定して下さい。



種別の項目はどれでもいいんですが、よくあるEMAではなくLinear Weightedを選択していただくといいと思います。理由は名前が一番カッコいい気がするから。


色は、寒色系のほうが見づらいので、意識しにくくなるという点でいいと思います。

「MA」を「環境認識」で使う。

では、解説に入ります。



その前に、えーっと。「MAの解説なんかしちゃって、お前ネタ切れか?」と思う方もいるんじゃないかと思って、



一応注意事項的なことを書いておきますが、もちろんそんな末期のユーチューバーみたいなどこにでも書いてある薄っぺらいことをいうつもりはありません。あくまでこのブログは”異世界アラートと愉快な仲間たち”向けに仕上げていく方針なので、よりアラート&コンテンツを精度よく使用してもらう為の術の一つとして書いています。なので、もうおわかりと思いますが「入れたら勝てる」「使って優位性が上がる」「この設定がすごい」わけではありませんので、自分で使える部分のみを切り取って使ってください。



MAを3本出しているのも、よく色んな所で書いてある「3本使い」をしたいのではなく、人によって使い方やチャートを見る時間が異なるのでバリエーションとして記述しています。

なので、
・バイアスを生む人は、まだMAを入れない。
・テーマトレンドに引っ掛かりがちな人は「MA15」のみ。
・追撃トレードも狙える上級者は「MA75」と「MA199」



的な感じで、上記の項目じゃなくてもいいので自分に合ったものを考えてみてくださいませ。

パラメーター「15」

「15」は、まさに【対テーマトレンド対策用兵器】という感じでしょうか。

”波がない"(※テーマトレンド記事など参照)と言っても、わからない人も多く居ると思います。それほどに抽象的な表現ですが、MA15を持って、ある程度は可視化が可能です。



テーマトレンドだと思われる場面と、波の出ている場面で比較をします。

...わかりますかね?笑


MA15(水色)に対して、同じ縮尺でも、食い込み方が全然違うと思います。詳細にMAがどう食い込んだらテーマトレンドとか、波があるという定義は良からぬバイアスを生むので解説しませんが、一目瞭然かと思います。



誤解を恐れずに、少し補足していくと...

波がある場合

「波がある場合」は、平均をしっかり引き引き上げて、ちゃんと割る。ダウ理論的なものが見える。これは、いわゆる推進波のような動きですね。

テーマトレンドっぽい場合

逆に、テーマトレンドの場合は「売と買の勢力が一方的=一方的なトレンド=テーマがある=テーマトレンド」というような感じで、波が見づらい=一方的に動いているような状態です。

まぁ、もうこのブログや僕の記事を読んでる人ならわかると思うけど、「トレンドとレンジは結局同じもの」であって「波があるのと波が無いのでは波動が違う」わけです。



「買」と「売」の声の大きさを、平均値で可視化するという感じでしょうか。

MA15使い方(推奨)

テーマトレンドかどうかをジャッジする目安。

あくまで食い込んでないからテーマじゃないとかそういうことではなく、波動の大きさをはかるスケールとして用いる。これをみたエントリーは基本しない。

パラメーター「75」

「75」は、転換期を悟る用途で用いるといいと思います。

正直、転換期ってワード使っちゃうと、これがあるから反転のような発想を生んでしまうのでよくないと思うんですけど、そこは、このブログを読んでいる方のリテラシーを信じて、あえて書かせていただきます!

↑この解説だけならば、本や他の文献も似てることを書いてるところもあるでしょう。それは事実だし、とらえているものも変わりません。ただ、僕もこのようにMAを使って複合的解釈はするので、あくまで環境認識としてはこのように使うことはあります。


↓でも、結局「じゃあ、転換期でトレードすれば優位性高い!」と言われれば、全然違います。異世界の愉快な仲間たちは大丈夫だと思いますが、”こうなったからこうする”という解釈ではなく、あくまで複合的な一部として取り入れてくださいね。バイアスがかかってしまう人は、使用をしないように。

MA75使い方(推奨)

転換をジャッジする目安。

あくまで転換したからエントリーという使い方はしないように。というかそういうやり方って本に載ってるけど、なんの根拠があって書いてるんですかね。普通に見れば大半負けると思うんですけど。

パラメーター「199」~ライトミドル~

「199」は、【まごころ】みたいな感じです。...意味わからんですよねw 


別に意味なんてないし、そんなこと言い出せばインジケーターやパラメーターにも意味なんてないんですけどね。


まずは「199」は、よくMA200と言われている長期線に対してのアンチテーゼというか、「MA200に反発する」みたいな死語に勘違いされないように数字を変えました。マジ卍なんて、今ではおじいちゃんも言わないくらい遅れてるぅ~~ってやつです。はーい。



閑話休題で、この「199」は出来れば「75の補助として」使ってください。例えば、先ほどの「75」の不成立パターンの画像ですが↓

赤丸の部分は、通常MA75転換パターンで挑むと不成立となり、損切りか建値撤退となる場面でしたね。



これに「199」を合わせてみると↓

わかりますかね?

黄色(75)単体では、ひょっとしたら転換きた?という場面でショート打ちたくなる部分でも、赤色(199)があると完全に割ったとは言えず押し目のような感じになります。(文字と画像の説明が難しく、???となる人も多いと思うのでいつか動画にしますね)

とりあえず、75の使い方を踏襲して、その補佐として用いてください。

MA199使い方(推奨)

MA200で反発!みたいなおろかなことはしないこと。

そういうように見えることはあるけどね。優位性を考えたらその点に後乗りする時点で優位性はないので。補助的に、流れやテーマトレンドと言う骨子を、より複合的にみる”上級テク”として使える人だけ用いてみてください。

以上!

MAで反発!みたいなことはない。そんなことがあるならみんな勝てるから。

最も代表格のMAですから、最も代表とされることは避けるようにするほうがいいけど、流れやテーマトレンドを見るときのフィルターとして使うならアリかなと思います。

繰り返しますが、MAが~~ってなっちゃう人は使わないほうが良いので、必要に応じて使い分けてくださいね。いるかホテルにもMAは組み込まれていますし、そもそもボリンジャーバンドもエンベロープも多くのインジケーターもMAが計算式に組み込まれているのでいっぱい使って勝てるってことはないので。

319で負けると、199で打っときゃよかった~~ってなるよね🎰

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