覚えておくべき!利確で差がつくFXテクニック【保存版】

いつもありがとうございます、はるのです!


FX界隈では、たいしてトレードしてる様子も無いのに、本当かどうかもわからない過去のトレードを出して商材を売ったりポエムツイートする人が多く居て、更にそういう人に簡単にお金を払ってしまう人が多いですよね。”いまが未来”ですから、いま勝ててない人にかけるお金は無いんじゃないかと思う僕です。


さて、今回はトレーダーの9割が思っているであろう「利確が難しい」という問題について、突破する切り口を書いていきます。結論から書くと『トレーリングストップ(トレール注文)』という注文形式の基礎的な記事になるんですが、皆さんご存知ですか? 指値や逆指値注文を使っている人は多いと思うんだけど、意外にトレール注文は知らないって人も多いんじゃないかと思います。


少し難しいように思うかもしれませんが、今回はあくまで、こんな手段がある、ってことを知っておいて、トレードが勝てるようになってきたけど利確がまだまだ下手ということであれば使ってみるなど、急がず焦らず必要に応じて導入を検討してみてください。ちょっと言葉悪いけど、検証中とかエントリーをいちいちツイートして勝ち負けとか言ってる人にはまだ縁のない記事ですので、そういう方はほかの記事をご参照ください。

トレードスタイルを”昇華”する超重要項です!

まえがき

——「利確が難しい」...何が難しい???

もしかして普段から「もっと値幅取れたのに!」って思っているなら、それは確証バイアスです。だって、短く利確出来ていたら、むしろ助かってる場面のほうが多いはずなんです。都合の良い場面だけ収集しちゃぁあかんのです。値幅が本当に狙えるのであれば、みんな端から端まで取れるハズで、むしろひげ先も狙えるはずなのです。比較的取れそうなことはあるかもしれないけど、そのランダム性に優位性はあるのかな?という話。


——短い時間で利確、これは理に適っているんです。

いつ政治経済の重要な発言が出るかもわからないし、テロや災害のリスクもあります。つまり「長時間保有」はアトランダムな相場の”変化”までは織り込むことはできず、エントリーしたときに分析した状態と異なる状態になる可能性があり、これは保有時間に比例します。つまり、この面から見れば保有する時間=リスクであるから短時間での利確はそのリスクヘッジには最適解と思われます。


——そもそもロットが大きければ過度な値幅とか不要です。

負けトレーダー同士の”値幅=凄い”みたいなしょーもない底辺争いを目にしますが、いいから資金増やせよ、と思うところです。小額で値幅とってもすごくもなんともねぇぞぃ。まぁ、短時間でなら値幅を獲れたなら、それはそれでいいことかとは思いますが、出来高もまた予測は難しいでしょう。


——FXは、勝率でもリスクリワード対比でも計れなくて、図れないもの。

利確とか値幅がどうの前に、獲るべき利確をしっかり狙うほうが優先度は高い。そもそも値幅を狙うってことは、トレード練習中は少なくとも要らない行動で、トレード自体の練習は「プラスで終えていく/鋭い判断で損切りをする」、これだけが課題だと思うので、ファンダメンタルズがどうとか、パターンや理論がどうとかはまだ先の話で、長期的に優先順位を付けて取り組んだ方がいいと思います。

この記事の目的

今回は「トレール注文」で利確をしっかり獲ることが目的ですが、この意図としては「利確を先延ばしにして、値幅を欲張った挙句、担がれロスカット」という大勢が経験する絶対的な敗因のひとつを、回避することです。

言い変えればこの記事で紹介するトレール注文を使って人によっては負け要因をひとつ減らすことが出来るということです。では、本題に入ります。

利確を獲って、値幅も伸びる「トレール注文」

まず、トレール注文について、基礎的な内容をご説明します。

あくまでこの記事では、要点解説となりますので、トレール注文自体の深堀は普通に検索にて行ってください。アプリケーションによって出来る出来ないがあったり、仕様も異なる場合がありますので。

テイクプロフィット(TP)/ストップロス(SL)注文

まずは「注文」という単語を出すと、少し難しい気がしてしまうので、皆さんがよく使っている方法であるテイクプロフィット(以後:TP)や、ストップロス(以後:SL)から触れていきます。


僕は普段あんまり使ってないんですが、これみんな大好きですよね。いわゆる「ここまで行ったら利確、もしくは損切り」ってやつです。

ほとんどの人は知っていると思うので、図解することもないと思うけど、要は「設定した価格でのポジション決済の自動化」が目的となりますね。


メリットは、就寝時や仕事などでチャートを見れない間に自動で決済してくれるから、大きく動いたときに安心という点。デメリットは狙った方向に大きく動いたときに「もう少しTPを先においておけばもっと儲かった」と欲をかいてしまい、次回以降に低IQでその感情が反映されたトレードで火傷をすることです。


——このTP/SLについては当然ながら「設定した価格」が変動しません。もし、もう少し利確ポジションを伸ばしたい場合にはチャートをある程度細かく見て、設定価格を手動で変更する必要があります。 そうした場合、上記で書いたメリット「チャートが見れない間に決済してくれる」という点が微妙になってくれると思います。

また”見えない利益”でもある、利益÷チャートを見る時間で、トレード時給も低下します。


——つまりこの場合の欠点は
・利確ポジションの変更が手動
・結局チャートを見ないといけなくなる

という点を克服すればいいのですが「そんなおいしい機能あるわけねぇだろ。。」という話なんですが、それがトレール注文(トレーリングストップ)なんです。難しく思う人もいるかもしれませんが「みんなのよく使うTP/SL注文を自動化にした注文方法がトレール」なります。

なぜトレール注文を「知っている人が少ないのか」

アプリケーションや証券会社によって違いますが基本的にPCじゃないと使えないので、現状ほとんどの方が使用している「スマートフォン版のMT4及びMT5」で、使えないから浸透してないんじゃないかと思います。使えるのはご存じTP・SLまでとなります。ほとんどの商材屋やサロンが使っていないのも、その企画主が素人だから知らないパターンがほとんどです。


僕は商材屋やYouTuberでFXを取り扱っている人何人かと話したことがありますが、どさくさに紛れてトレールについてぶっこんでも知らない人がほとんどでした。まぁ、知らなくてもいい項でもありますので別に誰とかは言いませんが、まぁ結局僕も含めてみんな素人ですよね。お金を払うと盲信性が生まれるのでサロンが勝っててプロみたいな感覚に陥ってしまいますので気持ちはわかりますけどね。

『トレール注文』のイメージ

「もっと先にTP置いておけば!」という利確後の贅沢な悩み。そして「値幅取ろうとしたら担がれてそのままロスカット」というジレンマ。どちらに寄っても、屹立する理想には近づけない...


——ように思えるが、両方を併せ持つ「トレーリングストップ」という注文方式がある。簡単に言えば「状況に応じて利確価格を先へとずらして、利確(損切り)位置もそれに追従してズレてくれる」。そんなフィンファンネルでもあり、スタンドでもあり、ペルソナでもあるようなものです!


例えば、以下の画像のようにロングエントリーをして、tp/slを設定しているとします。思ったより上がるとすぐテイクプロフィットで利確してしまいますよね。


これを、「トレール注文」にしていると、望んだ方向に延びた場合には利確ラインが設定によっては自動追尾して、本来tpだった場所を超えてくれることもあります。


まず、詳しくは置いておき、下記画像のような位置にトレールを入れておきます。


すると、設定に応じて、望んだ方向から動いた分だけ「利確位置=トレーリングストップ」が追従してきます。


(説明クッソむずいんだけど伝わっているだろうか。。)

と、いうわけで要は、自動でSLが着いてくるんです。もちろん上方向に追従した場合は下には下がりませんし、逆もしかりです。イメージで言えば、利益を伸ばす方向だけ、利確位置がついてくる、という感じです。




——新しいツールって、わくわくするし、楽しみですよね。

それは「期待感」による演出なんですが、FXで期待できることは不正をするか、インサイダーしてくれる知り合いが出来たときだけです。つまり、わくわくしたって勝てるわけじゃない。むしろそういう浮ついた心を自制して取り組むべきです。自分が勝てないなら、何使っても勝てないんで。そういう人はまず勝てるようになるまではトレールも間違いなく不要です。


というわけで、良いところばかりではなく、デメリット部分について解説をしていきます!

「トレール注文」のデメリット

トレール注文にもデメリットのようなものはあります。あまり致命的ではないんだけどね。

トレールの機能として、ざっくり値幅が伸びた分だけ利確ラインも追従してくるのですが、この”トレール幅”に応じて、「本来手動で取れていたかもしれない値幅」を失う可能性があるということ。それを説明するために一旦どんな項目の設定があるのか解説します。

「設定項目」

まず一般的にトレールの設定項目は「トレール幅」を手動で入力して、注文変更します。※アプリケーションや証券会社によって違いがある場合があります。

そもそもトレール幅と聞いても、解らないと思うので解説していきます。今回は例題として【トレール幅:5PIPS】のケースで確認します。

まず、エントリー後に、ポジションが少し進んだところでトレーリングストップ注文を行います。あくまで今回は概念の説明なので具体的な操作方法は調べてください。


そしてトレール注文を下記画像の青い枠の部分で設定するとします。


すると、設定した【トレール幅(今回は5PIPS)】に応じて、利確エリアが自動で設定されます。これがトレーリングストップの自動追尾する利確ラインになります。


ここで、前述したトレール自体の機能として、値幅を伸ばす方向へは追尾する利確ラインも、価格の戻りに対しては動かないので、”押し目(逆であれば戻り目)”が大きかったりすると、利確されてしまいます。下記画像はイメージですが、今後伸びたとしても、トレール幅(今回は5PIPS)が狭いとすぐ赤枠のところで利確してしまいます。↓

「トレール幅を広くしすぎると..」

では、逆に広げすぎると追尾する利確ラインが遠くなるので、最高到達地点から距離が開いて「結構もったいない」感じになることもあり得ます。場合によっては、手動で利確したほうがまだマシかもしれませんね。


トレール幅とは、追従する距離のことで基本的に任意で設定が可能です。広ければ広いだけ「落ちても切らずに更に上がる(下がる)」のを待つことが出来ます。

デメリットまとめ

つまり、この唯一にして、トレールの核になる設定項目「トレール幅」は通貨や時間、曜日アノマリーで値幅が刻々変わるFXにおいて、広く設定してもせっかく取れたかもしれない利益を減らしてしまい、狭く設定しても伸ばせたかもしれない値幅(春の息吹)を失う可能性を作ってしまうことがデメリットです。


確定的に設定できればプラスで終えることが出来る(後述しますがネットワーク環境やPCが止まるとできないです)ので、そういう意味では、今回の記事の目的である「利確を欲張って結局マイナスになる」という敗因は減らせるわけで、それだけでもメリットの方が上回ると僕は思います。

注意点

MT4のトレール注文に関しては、PCからの信号で作用するので、PCをつけっぱなしにする必要があったり、ネット環境が不安定だと失敗したりします。この辺の細かい仕様はお使いの証券会社やアプリケーションに応じて異なると思うので、お使いになる場合は各自調べて見てください。

以上!

「トレールは状況に応じて使い分けることが大事」と、各サイトなどで書かれていますが、ほんとうにその通りで闇雲に使えば利益を減らすものにもなるので注意は必要です。勝利確定ラインでしっかり発動して管理できる人なら、鬼に金棒になる、極めて上級者向けの注文方法になります。


ぜひ皆さんも興味があれば「トレール注文」調べて使ってみてくださいね!

・・・。
・・・・・・。

まぁ、ね、

これでこの記事が終わりならわざわざ書かないわけよ。そんなどこにでもあることをキュレーションして記事化するようなトレードで勝ててないYouTuberやポエマーみたいなことは僕はしません。


ひとつ言わせてください。どこのサイトにも「トレールは状況に応じて幅などを設定して~~」と気安く書いていますが、具体的なものは特に書いてないですよね。また、書いてあっても日によってレートや出来高が変動するので当てになるかすら怪しい。要は”今日の状況”なんか分析できる人って、どのくらいいるんでしょう。という話。


インジケーターや手法、研究、検証、理論、パターンなんかじゃそんなもの分析できないわけでして。


勉強会参加者の方はよく思い返してみてください。値幅、FE、1時間足での観測、理論バイアスの除去、最初の波動分析、波、テーマトレンド、リバースダイバー。すべてはここに生きてきます。というわけで、異世界アラート/勉強会参加者/このブログを熱心に読んでくれている皆様、この先が本題です!

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