【超有料級】ポジション優位性を考える「流れ」

このページでは、「流れ」について解説しています。


「流れ」という呼称は、このサイト独自のものになります。オリジナルだから、凄い、特別ということはなく、相場を観測する上で、該当するものが無かったので定義づけをしました。


本に載っているから正しい、というのは思い込み=バイアスで、当たり前のように解説されている事象で、相場を読み取ることが出来るものは万に一つもないくらいですので、この項目を読みながら、同時に不要と思われる理論や手法についても分別奮闘していただけると良いと思います!

1ページ目では「流れ」がなぜ必要なのか具体的に解説し、2ページ目では、「流れ」がどんなものかを解説します。

前書き① 「順張り」と「逆張り」

「順張り」と「逆張り」。


手法やトレード方法を解説する時、必ずと言っていいほどついてくるこのワード。「どっちがいいか」なんて、野暮な話なんです。


例えば、以下のような場面があったとします。細かいツッコミどころは置いといて読み進めてください。

この場合、上昇をしているので、順張りで言えば「ロング=BUY」となります。しかし、経験のある人も多いと思いますがこういう時に限って大きく逆走をしますよね。


では、「逆張り」をショート=SELLにも、そのままトレンドが続いていく負けケースもたくさんありますね。

自分が入ったときだけ「逆走する」

「順張り」で負けたあと、今度は逆張りで負ける。「逆張り」で負けた後、順張りで負ける。

自分が入ったときばっかり逆走する。入らないときの予想はちゃんと当たってるのに。。って経験を誰しもしていますよね。その原因を考えてみましょう。

例えば、以下の画像は「順張り」ですか?「逆張りですか」?

一見、逆張りが大成功したようにも見えます。しかしこのチャートがずっと降りていくのなら、結果的には「順張り」でもあります。

この時に明暗をわけるのが、この部分です。

上記画像の黄色枠ですが、売りを入れているので、結果的には待っていれば「プラス」です。

ただ、小額だったりハイレバ高ロットでトレードしていると「ロスカット」します。これって、「分析や目線は合っているのに、自分で負ける要因を作っている」ということはわかるでしょうか。

同じように、「リスクリワードで損切り」「逆指値置いておいて損切り」「建値損切り」こんなことも結果的にですが、不要で、ただ資金を減らすだけの結果となります。

負ける理由を限定すること

ハイレバ高ロットは、まぁ確かにちゃんと利確までたどり着ければ資金は大きく増えます。しかしFXの構造上売買の建玉が偏れば、経済状況に反する動きもしますから、「担がれないのは無理」なわけで、ハイレバ高ロットのリスクを限定するには、運に委ねることが必須になると考えます。


運に委ねる、ということは、最終的に負けてしまう人が多いFXにおいて、繰り返し回数を重ねれば負けに収束するわけなので、運に依存したトレードは「何回かのトレードでFXを完全卒業する」ことの出来る人に限られます。


一方で、
・リスクリワードで損切り
・逆指値を置いて損切り
・建値で損切り
などは、「今後の目線」がしっかりあっているのであれば不要、「もう戻ってこない」のであれば必要かもしれない、という分別が出来ると思います。


その「今後の目線」がわからねぇんだよ!
という方も多いと思いますが、無論、為替がどっちに動いていくかは、無数の要因で動く構造上完全予測は不正以外に不可能です。更に、新しいニュースや自然災害やテロが起きれば変動するものですので、本来あっていた目線が変わってしまう事すらあります。


で、何が言いたいかと言えば、目線とは、いわゆる死語で言うところの「シナリオ♡」ではなく、「自分の入ったポジションをどう出口に持っていくかという前提条件」を指します。それに用いるのが「流れ」という考え方になります。

ここまでのまとめ

相場は「順張り」「逆張り」ではない。なのでトレンドとかそういう解釈もそもそも怪しい。

リスクリワードや逆指値、建値での損切りは「ポジションをどう決済するかの出口」によって決めるべきで、pipsや証拠金、含み損で決めるものではない。それが、今後の資産になりそうだと思っているならバイアスです。

それらを考えていくために後述する本題「流れ」を使用します。

前書き②「勝つ」と「負ける」

FXトレーダーは9割負けている。どんな計算に基づいているのかは知らないけど、僕もそう思います。


見ていてそう思うというのと、FXの証券会社は顧客の損で収益を上げるビジネスモデルなので、相対的に勝っている人と金額が多いのであれば、成り立たない。つまり、これだけ為替トレードの会社が多い時点で明らかに顧客不利な行為であるというのは明白化と思います。


では、「FXトレード自体が勝つのが難しい」かと言われれば、実際はそうとも言い難いのでは無いかと思います。

「勝つ」と「負ける」、難しい方はどっちなのか。

実際に「勝つ」と「負ける」、どっちが難しいのか考えてみます。これもまた細かいところは一旦抜きで。


以下のチャートを用意しました。およそ1週間分のチャートです。

さて、ここでロング=BUYをした場合、「負けるところはどこか」を考えます。

以下の画像の赤枠でエントリーをした場合、結果論ですが「利確は可能」だと言えると思います。

一瞬下がりましたが、「週次で考えれば」プラスで利確することは出来た場面です。

では、どこでエントリーしたら負けるのでしょうか。

「負けてしまった」エントリーポジション

上記図の赤枠でロングをしていなければ、ざっくり大なり小なりどこで入ってもこの一週間のチャートでは「利確可能」なんです。

負けてしまうエリアと、入ってもいいエリア。どっちが広いかは明確にわかると思います。単にざっくり面積だけで言えば「ロングで入っちゃいけないエリア」の方が狭いわけですね。

では、逆にショートで負けてしまうポジションを見てみましょう。

ロングに比べて、少し数が多いですが、それでも青枠を回避していれば、一応利確は出来た部分の方が多いと思います。

では、ロングとショートを合わせて見てみましょう。

赤枠でロング、青枠でショートを打たなければ、どこでどっちで入っても利確できます。こうしてみてみると、明らかに「全く勝てないわけではない」ということはわかると思います。


しかし、お待ちかね、ツッコミどころタイムです。

例えば「スプレッド(=証券会社に支払う手数料pips)」がある証券会社では、その幅によっては上記のような結果ではなく、もっと厳選を強いられることにはなるでしょう。これはシステム上の敗因と言えますね。


あとは「値幅」ですね。上記ではほぼプラスになったら利確することを前提とするので、場所によっては極めて0に近い利益の部分も出てきますね。勝つことは大事とはいえ、利益がほぼ0のトレードを常にしていてはこれもまたトータルで勝っていくことは難しい。とはいえ、動きの完全予測が出来ない以上、値幅も毎回狙うのは敗因となります。本来すぐ利確していれば勝っていたところを値幅を狙って負けてしまう。これは、トレーダー側が作った敗因となります。

ここで先ほどの「リスクリワード/建値/逆指値/証拠金/含み損」によるトレーダー側の敗因を合わせれば、いよいよ勝つのが難しくなってきたのはわかると思います。


ってことは、ですよ。FXで負けるのは「トレーダー側の要因」がめちゃくちゃ多いということが浮かび上がってきたと思います。こうして考えてみると、システム上の敗因はランダムウォークを加味しなければスプレッドくらい(b-bookにはストップ狩りもあるけど)くらいしか無くて、あとはトレーダー側の勝手な損切りと、利確貧乏が大きな要因となっているわけなんです。


では、そんなトレーダー側の敗北要因となる「利確貧乏について」対策を考えます。

「利確貧乏」は、なぜ起こるのか。

FXにおける先出トレードやシナリオ、目線、根拠」というものは「利益金額までがセット」だということをとにかく言いたい。

SNS上は特に、目線や先出や根拠を、テキストや色んなインジケーターやラインやフィボやマルチタイム分析など様々な目線で語る輩が居る。


いや、そんなに自信あるならもっと大きいロット張りなよw」と思うんですよね。あとでドヤれる人ってのは当たったかどうかだけではなく、その自分の根拠に対して張ったロットと収益金額だと思うんです。いうだけタダってやつです。みんな「自分が入ったときだけ逆行して、入らなかったら予想通り」になるからわかるでしょう。ロット隠したり、低ロットで威張っている人は資金が増えてないだけなので、口だけだから放っておきましょう。億トレーダーとか言ってる人が数万プラスを上げてる時点で意味わからんですし。もちろん国税様に目を付けられないように勝ってる人こそ全出しもしていないかと思いますが。


実際は負けてしまう領域の方が明らかに少ないんだから、入り口なんてどうでもいい。いいかい、君たちの”根拠”で為替は動いてないのだ。つまるところ、利確貧乏というのは、そんな中身のないことで「承認欲求」を稼いでいる自称トレーダーもどきの発している「手法やトレード方法」を参照しているからなんです。目線とか、手法に「いいね/RT」していませんか?(とはいえデモトレードを載せているひともいるので判別も難しいのですが。)


繰り返しますが、上記でもうわかった通り、どこでどんな理由で入るかは実際どうでもよくて「どう決済するか」がトレードの肝になります。


それをリスクリワードや勝手に決めたレジサポでしか語れない人は、まずもって参考にすべきではないというのが僕の考えです。なぜそう思うのかと言えば、もう一度以下の画像を見てください。

これ、ショートとロング、「負ける場所の数」が違うのがわかりますか???

なんで違うかと言えば、相場の「流れ」で優位性が変わるから、なんです。

「相場の優位性」とは

では、今回の例題にしている相場の状態を見ていきます。

トレンドラインとかそういうことじゃなくて、この週の相場は上昇しているのがわかりますでしょうか。可視化するために、「いるかホテルチャネル」というインジケーターを入れています。

上昇相場を言語化すると、「上がっている面積の多い相場」であるわけですよね。

ってことは、「ロングは長めにとれる可能性があり、ショートは短く利確を考えねばならない」ということになります。

↑このように上昇相場では、ショートをしても、短く利確するということが大前提になります。

「下降相場になるかもしれないじゃん」っていう人もいると思いますが、その辺も考えてるから僕は現状勝ってますので、別項でしっかり解説しているので、とりあえず今回は「流れ」についてだけまとめます。

では、ロングの場合はぶっちゃけどこで入ろうが出ようが、伸ばしても短く終えてもいいわけです。それが「上昇相場」の”上がっている面積が多い”ことのメリットです。

つまり、この流れが上に向いている時であれば、順張り逆張りではなく「ショートは短めに、ロングは長く取れることもある」という状態です。

これを定義化したものこそ、「流れ」と呼んでいます。そのままですが。

ここまでのまとめ

スプレッドはシステム上の敗因となりえるが、他の敗因は各トレーダー個人が作り出している要因であることの方が実は多いということ。

リスクリワードや逆指値での損切りも無駄ではないが、まずそれ以前に「順張り」「逆張り」ではなく、エントリー時「優位性」を確認すれば、方向だけでなく、利確までの優位性も判断できる。

実際ちゃんとトレードすれば、負けにくいエントリーは可能なのに、負けトレーダーは「手法や他のトレーダーの目線やポエム」に勝手に感化されて負ける。実際は、まずはそのロングかショートに対して、相場そのものの優位性を考えることが先であるということ。


その優位性の確認に「流れ」と呼ぶ概念を使用するしっかり判断できたなら、インジケーターでも手法でももはやなんでもいいから入る瞬間を自分で決めればいい。その際に「担がれない手法」などはないので、注意。細かく言えば時間帯や直近の高値底値帯の攻防、指標などでタイミングの精度を合わせることは多少できるときもある、くらいです。

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