【負け要素】願望通貨とは

いつもありがとうございます、はるのです。

僕は月にすれば500万稼ぐこともありますが、稀に行う損切りでは500万失うこともあるので、決して華やかなトレーダーではありません。そんなとき、振り返ってみると同じ通貨に連続で入っている時に結構やられてるんですよね。

今回はそんな「負け要素」になるこの事象について、表題の「願望通貨」と称して、解説します。

海外いきてぇ~~~~

「得意な通貨」とは、何なのか。

「ユーロって、なんかかみ合わないというか、苦手なんです。」

そんな風に思っていますが、「得意不得意」は、実際思い込みでしかない。得意な通貨でも誰しも大負けするじゃないですか。それでも得意だと思っているのって、「得意だと思い込みたい=勝っている情報以外は脳にインプットされない」という確証バイアスですよね。

何が言いたいかと言えば、無敗ならわかるとして、得意な通貨は「勝った経験」の多い通貨ですよねって話。であれば、ボラティリティの大きいGOLDやポンドは「大勝ち経験」が生成されやすいので、その辺も合わせて、得意不得意を、まずは「経験のバイアス」と分別しておくといいと思います。...とはいえユーロは苦手なんでめったに触りませんけど。(笑)

次にエントリーする通貨の選び方。

現在ノーポジだとして、次にエントリーする通貨って「前回勝った通貨」じゃないですか??

もちろん、良い側面だけで言えば、ずっと見てる通貨なだけに、その通貨に必要な情報を既に仕入れている人であれば精度の高い情報は持っている状態だと思います。

しかし、確証バイアスを突破するには「自分の都合の悪いこと」を多く想定しなければいけないわけで。では、「前回勝った通貨を触ることのデメリット」はなんなのでしょうか。

「前回勝った通貨」を触るデメリット

すでに「思い通りになった」というバイアスが働いているので、次も想像通りに動くという考えに絶対に陥っているはず。

違うと思うなら、「緊張感をもって普段以外のルーティンをしたか?」と言われれば、きっとサラッと分析して気軽にエントリーを押すだろう。これは間違いなく、こう動くであろうという願望に則した分析方法になっているのではないだろうか

そもそも分析とは、自分の願望を主語にしてしまうと、成立しない。だから、慣れないうちは「フラットに見れる通貨」を選ぶ方が、分析そのものはしっかり出来ると考えます。わからないからこそ、あらゆることを複合的に判断するわけでね。

最終的な「判断」部分はコピペ出来ない。

「金利」について、金利が上がれば通貨需要も上がると思い込みがちだが、これもそうでもない。

確かに需要が高まれば上がるかもしれない可能性はあるが、新興国の金利上昇は別の意味合いもあったりする。国債などを買われたり多く出回ることで、逆に通貨需要は落ちることもあるので。

何が言いたいかと言えば「自分の知識の範囲で解を出す事」は、とても短絡的で、常に自分の知識と想定の範囲外の物事も存在するわけで、前回勝った通貨で同じ分析をしたとしても、それが優位性には絶対にならない。

「ホメオスタシス」と上手く付き合う。

僕は頭が悪いのでカタカナ大好きなんです。最近の一押しワードは「テーマトレンドのあとパラボラしてエントリーしてリバースダイバーでテイクプロフィット」です。

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「ホメオスタシス」とは、恒常性を指した生物学の用語ですが、脳の働きから「一定の状態を維持しようとする」的な人間の機能です。ランニングが続かないのも、英語の勉強が続かないのも、医師が弱い云々の前に、このホメオスタシスが「元に戻す」からが根本的な原因と言われます。常に、安定を求める安全設計になっているんですね。

「普段と違うこと」を根本的に脳が強く嫌う仕組みで、これがあるからランニングしない英語の勉強もしない「通常状態」に引き戻してしまう。これを突破するには「しばらく苦痛になるがランニングや勉強を日常化」するしかない。逆に習慣化出来れば、意志が弱い人でも続くようになるらしい。

FXトレードは、常に「想定外」。

傾向はあっても、規則が無いのがFXの難しいところ。それなのに、手法やラインやサロンに頼ってしまうのは「一定の情報でトレードしたいと脳からの指令があるから」でもあると思います。

まぁぶっちゃけどの手法でもラインでも理論でも勝てるときは勝てるのだが、勝てないときこそ重要なわけで、その時って言うのは「想定外」が要因になる。ってことは、常にルーティン外のことも意識しないといけないのはマスト。

ここで普段通りを強く嫌う仕組みの脳が邪魔をして、「前回勝った通貨で前回どおり分析して勝てそうだから入っちゃえ★」と指令をするのが、かなりトレードを困難にしている要因だと考えます。実際はVIXや金利もそれがどう影響を与えるかはケースバイケースなので、前回通りの発想でトレードすると「想定外」に大負けするループになるので。

なので、同じ通貨に何度も入ろうと思ってしまったら、そうした「願望通りに動いてくれそうな通貨」であることを注意するルーティンを設けるといいと思います。

願望通貨の「対策」

まぁ、二回くらいはいいとして、3回連続は入らない、とか、そんな感じでいいと思います。それで結局負けると「同じ通貨の方がよかった」ってなると思うんですけどね。本来的に得意不得意があれば、収支もプラスに収束するので、少なくともそうでないなら連続性は危険と認識するといいと思います。

GOLDやポンドは特に「大負けする」通貨なので、爆益画像ばっかり載せている人はロットが低いか、証拠金少なくしてロスカット前提ギャンブルトレードしてるか、デモトレードかしかないのでほんとに得意通貨は設けないほうがいいと思います。

俺、凄くね????!?

いやね、自分で言うのもあれだけど、「こんだけ精度のある根拠を出しながらリアルトレードしてる」って我ながらすげぇと思う。実際この後も、しっかり伸びて、利確はしているが、ちゃんと波形を根拠にいつも通り初動を抑えながらトレード出来ている。俺、凄くね!?!?!?!?!?

上がるってわかってるけど、どこまで上がるかわからんから、早めに利確。いいじゃないの。

じゃあ、収支をドヤらせてください。↓

やっちまったぜ!!!!!!!!!!!


手前まで「上がる波形」をしっかり視認して、予定通り取って、その後もすぐショートなんて入れる余地なかったのにドル円が思い通りに動いてくれるもんだから、分析すっ飛ばしてショートかましちゃいました。自分、記憶喪失したんじゃないかと思うこのトレード。何がプラス100万やねん。もはや20ロットで利益15万やぞ(笑)「ちょうどいい波だったので」とかよく言えたなと、、恥ずかしい。笑

一応、この損切り判断は正しかったとは思っています。こういう波形の時はテーマトレンドになりかねないので、今後のリスクヘッジでもあるし、このマイナスは、願望通貨抑制の勉強代という事で。

自分でドヤったことを、自分で破る。。。俺、凄くね...ヤバくね...。やっぱりどこまで行っても、自分は素人っす。

その後結局、利確できたしね。笑

以上!

勝てそうな通貨に連続で入るのは、注意しましょう。現場からは以上です。

このブログは「経験談」の提供でお送りしています。

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