【保存版】為替相場はどんなときに動くの?(前編)

いつもありがとうございます、はるのです!

男は「良いことは理論で」「悪いことは感情で」判断と言われている。たしかに都合悪いことは結構流してしまいがちで、自分にとって必要だと思うことほど理由をこじつけるなぁと思う。

FXにおいてはかなり顕著に出ていると思っていて、トレードする前はやれインジ、やれ手法、やれパターンラインで根拠っぽいものを検証ごっこする癖に、損切りしたら「損切りした~」だけ。で、その時にインジケーターのパラメーターを調整したり、値幅の狙いすぎを嘆いたり、する人もいるのだろうけど、それ以前にまず為替がなぜ動いているか答えられるのだろうか?それがわからないなら文字通り”検証”することすら出来ないと思うんです。

今回は、なぜ為替が動くのか、部分的かつ主観的に書き、その応用まで書こうと思います!

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まえがき

結論から言えば、僕個人として為替が動く理由については”ほぼ特定不可能”だと思っています。

これから為替が動いている原因と思われる事項について触れますが、そもそも単元的なものではなく、複合的なものが更に複合的に影響しているので、「これで、こう動きます!」ってことではない。”上がる情報”があっても、複合的に見れば下がることだってあるということで。

しっかり抑えておくべきだと思うことまでこの記事に記載していくが、最終的にこれを読んでくださっている方に言いたいことは「自分の中でしっかり為替ってどうして動くのか、の答えを持っておく」、これが大事だと思います。これが無い負けトレーダーは、有料インジケーターや手法やパターンが「それっぽくみえてるだけなのに、それが根拠だと思ってしまう」ので、その時点で詐欺に騙されているようなもので。商材屋や有料サロンの餌になってしまう。(無論、商材やサロンが全部悪いとも思わないけど)


あとは何より”異世界アラートとこのブログのコンテンツ”を更に再現性高めに自己判断いただけるのではとも思っています。重複しますが、僕自身は為替が動く仕組みは、「後付けなら誰でも何でも言えるが、実際に特定はほぼ不可能」だと思っている。だけどその中でも、極めて大きく影響を与える事項があるとしたら...? 今回の記事はそんな内容になっています。

為替が動く仕組みの詳細」はごまんとまとめられているWEBページや書籍でご確認ください。この記事では、書きたい結論に向けて記述をまとめていくため、網羅しているような内容にはなっておりません。また、他で検索される際は、そのサイトに書かれていることがすべて真実だと思わないようにご注意ください。では、学校で勉強した範囲の記憶で恐縮ですが、当たり前のこと一緒に振り替える感覚でお読みいただけると幸いです。

為替は、”どんなときに動くのか”

まず、最初に”為替を動かす者たち”について。

為替は合成通貨と言って2つの通貨の相対的な価格なのはご存知かと思います。つまり為替が動くというのは国境を越えるお金の動きであるわけです。イメージしやすいのは、輸出入などの物の売買。ただし、規模感の大きいもので考えると外貨のお金の貸し借りや投資マネーになるので、偏った考え方で言えば、投資家の動向に左右されやすいもの=為替レートであると言える。政治や経済はもちろん僕のような素人では想像もできない専門的な観点から、投資の専門家はどの国に、どれだけお金を投資するかなどを考えている。


結論、こうした投資の専門家の動向を全て知ることも不可能だし、知れたとしても無数存在しているので”だから上がる/下がる”という観点にはならないだろう。ただし、為替を大きく動かしている大部分を占めるのは、投資の専門家や国レベルの銀行の資金移動などとイメージしておいても、ハズレではないと思います。


では、上記を踏まえたうえでどんな事項があると、為替が動くのでしょうか。

金利が変動した時

金利とは、預金や貸付に対する利子のこと。

銀行に預金しておくと、たまーに何円か入っているようなアレです。細かくは金利の中にも色々ありますが、例えば金利が多い通貨と金利が少ない通貨があったとします。金利が多いほうが「(ざっくり)預けたら増える金額が多い」ので、それだけ見れば当然多い方がお得です。 (為替レートの変動によっては高い金利がそのまま収益となる訳ではない)

A国が高金利、B国が低金利だったら、「A国にお金を変換して置いておく」と思う(細かいツッコミどころは置いといてくれ)。だって置いとくだけでお金が一番増えるところが専門家にはわかるんだもの。資金が大きくなればなるほどそうした確実性は好まれるし、金利による利益の規模も大きくなる。となれば、金利の優遇の高い通貨に資金を分散しておいておくのは「投資」として当然のセオリーだというのは素人でもわかる。


では、そんな超絶指標に金利について「変動」があったらどうだろう。高金利だった通貨が低くなったら置いておくためのメリットはどうなるんだろう、という話。更に低かった金利の国が、引き上げたとしたら、もはやA国B国間の価値は「逆転」してもおかしくない話になってくる...!


これが、金利をかみ砕きまくったイメージです。もはや心臓部分と言っても過言ではないですね。こうした金利政策の発表は各国が決まったスケジュールで行っています。みなさんは聞いたこと、あると思いますが最も大きな影響のある米国=アメリカの金利政策を「FOMC」と呼びます。なぜFOMCが大きく動く要因になるかと言えば、金利に対する言及があるからなんですよね。


「FOMC」でも、大きく動くときもあれば、全く影響のないときもあります。これは、指標後にまずどんな内容かチェックして、素人での判断、また相場観は別になりますが「金利について大きく新情報があったか」これはキャッチアップしておくといいでしょう。たいして情報も無いのに大きく動いたら、参加者の出来高によるブレなだけで、その後相場は「全戻しする可能性がある」ので。逆に大きく動いて、波を作らずに一方的なトレンドを作ったなら、テーマに沿ったトレンド(テーマトレンド)の可能性を鑑みて、しばらく安易な逆張りはしないように調整していく必要があります。

こうした視点から、指標というのは、各トレーダーがまとめているものやサイトの重要度に依存することなく、「金利に影響がありそうなものはどれか」という視点で見ていくと、確定的に大負けを減らすことが出来ます。これは僕の立ち回りの重要部分を占めるものになるので、絶対真似してほしいです。ただ、ニュースサイトが金利上がるって言ったからといって、その通貨が買われるかもわからんし、真偽も定かではないので、事前事後情報に変に惑わされず、チャートをみて自己判断することをおすすめします。

景気の動向

景気が良く、株価の値上がりを見込んでその国の株式市場に海外の投資家の資金も入ってくることがある。

日本の投資家が米国の株や債券を買うためには、円を米ドルに換える必要があり、逆に米国の投資家が日本の株や債券を買うためには米ドルを円に換える必要がある。つまり株や債券が買われる国の通貨は上がりやすく、売られる国の通貨には下がる要因となります。日本の株や債券が買われる場合には「円高」要因、日本の株や債券が売られる場合には「円安」要因となります。(細かく言えば逆になる要因もあるんだけどね)

これこそ有名な指標で言えば各国の「雇用統計」でもあり、実際は金利にも絡む重要な話になっていますので、超重要です。素人が行うべき着眼点としては、実体経済を軸に考えるといいと思います。よく重要と言われる指標の中で「中古住宅販売数(だったっけ..)」ってものがあるんですが、景気が最悪なのに、みんな物件を買うなんてないと思います。つまり、真偽は置いといて、指標リストの中にこうした国民の動向が見えやすいものがあれば、軽くウォッチしておくといいかもしれませんね。

何が損切りか難しいFXにおいて、急にエントリー方向と逆行した際にはこうした実体経済や、前述した金利を中心に確認すると、良い損切りが出来るかもしれません。

国家財政

国もひとつの企業や家庭のようなもので、収入や支出がある。当然、赤字にもなる。その時には、赤字を補填するために国債を発行したりする。

悪く言えば、国単位のキャッシングのようなものなんだけど、借金が多すぎる人にお金を貸しづらいのと同じように、投資家から見れば、国債を多く発行しすぎると、逆にネガになることもある。そうなれば、その国の国債を買おうとする人は減るし、投資したいと考える人も減るので、為替相場は変動しやすい。

テロなどの紛争や自然災害など

有事があると、当然経済が混乱すると考えらます。その場合、その国の通貨が下落することが考えられると思います。

決済のタイミング

月末のロンドンフィキシングや、メジャーSQマイナーSQなど、様々な決済が重なるタイミングは注意。

忘れちゃいけない”大口投資家心理”

上記で、網羅してるわけではないものの、為替レートが変動すると思われる要因を掲載しました。

通貨取引はモノなどの輸出入に伴う需給に基づいたものよりも、投資や投機など通貨の売買そのものによって利益を得ようとする取引のほうが圧倒的に多いらしく、これがFXの難しさの根源だと僕は思います。だから、金利が上がったから買う、財政が下がったから売るというようなシンプルな構造にはならない。もし、そうであったらそれこそアナリストなどの専門家が無双できる金融市場だと思う。

動きの要因が無くても、為替レート自体が買いや売りにつながったり、一見何もないところで大口が仕掛けて乱高下したり、何かの情報で連鎖パニック売りが起こって大きく下落したりするといったこともある。なので、この記事の冒頭で書いたとおり、「為替が動く理由については”ほぼ特定不可能”」だと僕は思っています。


結局投資家同士の食い合いがチャートの姿だと思っていて、「みんながもし上がると思った情報があったら、大口が下げて全部回収しちゃう」これが実情かと思います。だからこそ、いま金利などの判断材料は提示しましたが、それをニュースで調べて「上がる下がるのバイアス」は絶対に持たないでください。持たなくてもいいように、テーマトレンドやリバースダイバーと呼んでいる現象で僕は立ち回っています。

手法やインジケーターについて

手法、エリオット波動、パターン、EA、理論、プライスアクション、複数時間軸の分析、謎のラインの反発....。

これがどれほど当にならないか、上記の為替レート変動の理由を知っているひとならわかるはず。無論、無駄とは言わないし、平均移動線が指す可視化した平均のようなシンプルな情報は、流れをくみ取るためには役に立つこともある。が、根本はオリジナルで有料でパラメーターがどうとかそういう底辺な話ではないということです。

もし、今のトレードに不満があるなら、商材を探したり、サロンに希望を抱くのではなく、まず、まっさらなチャートにしてみる。しっかり、金利動向をみつつ、一つの時間足だけで情報を制限する、などからはじめてみてください。僕も普段使っているチャート(MT4)では、インジなしのものを必ず見るようにしています。

\確認しておきたいバイアスについて/

■【超有料級】トレードマニュアル (引き算篇)
http://isekai-trader.com/manualbias/

以上!

1円だろうが、大事なお金です。大事に出来ないなら1円も逃げると思います。そんな大事なお金をかけているFXをしている皆さんにとっては、当たり前で退屈すぎる内容だったかと思いますが、復習までの参考になれば幸いです。あくまでこの記事は、正確性よりも僕自身のトレードにおける観点を言語化したものですので、深堀りたいかたは相対的にいろんなサイトで情報を集めてみるといいかもしれないですね。

...と、ここまでならググればいいだけの話。FXユーチューバーじゃあるまいし、そんな拾ってきたものを薄めたような記事は僕は書きません!!ここから、更に具体的な「戦略ワザ」を書いていきます!

後編につづく!

後編はこちらから!


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■勉強会に参加していない方のマニュアル
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