【勘違い】今すぐ捨てるべき思い込み3選【FX】

いつもありがとうございます、はるのです!


今回は、このブログで散々取り上げてきた思い込み=バイアスについて、優先して取り除きたいものをポイントを絞って紹介します。

ニュースが「事実」ではない。

これは有名な話だけど、大衆は「ニュースが事実」と思いこむバイアスがある。既成のマスコミ報道をフェイクニュースだとするかどうかは置いておき、既存メディアにもインターネットにも、多くの虚偽の情報が流れているのは事実。


ただの嘘から、政敵や反対勢力、あるいは国や人種といった対象を貶める手前勝手で危険な動機まで様々。さらにそれっぽいものであれば、ツイッターなどで強く二次三次拡散もされている。某研究機関が『ソーシャルメディアでニュースに接触すると、そのニュースに対して事実かどうかを確認する意識が低くなる』という文献を出している。みんなも読んでいて、そうだと言っているのだから、確かめるまでもなく本当だろうと思ってしまう。これは自分にもあるなと感じるところですね。


普通に暮らしている中で、ゴシップ程度にニュースを取り入れているなら別に困りはしないと思うんだけど、僕らトレーダーからすれば致命的。指標の数字こそある程度判断は出来るかもしれないが、ニュースサイトが報じたことでバイアスを作るのは危険である。どこかの偉い人が重要な発言をしたとして、その言葉の裏の意図やそもそもそんなこと本当にいったのかなんて僕らに確かめようがない。


とにかくいつも書いている「何かありそうなのか、何もなさそうなのか」が、トレーダーが用いることのできる個人判断の情報なんじゃないかと思います。

利益は「倍」ではない。

負けトレ―ダーの特徴について調べているときに『負ける投資家は利益を「倍」で見る』という共通点に気づく。


〇万を何倍に、みたいな感じ。そういう人で生き残っている人っていないんじゃないかなと。利率で見ていけば年5%の運用でもかなりの収益。そんなことすら知らないで”投資・投機”をやっているのであればその後溶かしても不思議じゃない。そういう人に限って、建値とかリスクリワードとか調子のせいにして、資金は一瞬増えたとしても全体で言えば一向に増えない。


そもそも投資はローリスクローリーターンのものからハイリスクハイリターンのものまであるが、ここにプロスペクト理論と呼ばれる心理現象を上乗せすれば、リスク側が上回るので、基本的に構造上は間違いなく不利である。


ただ、これらの本質は原資にあるということだと思っている。1万からトレードしてみたいという人なら、1万以下しか増えないと思うのが正しい。100万増やしたいなら100万以上でトレードすべきということでもある。これを無理して「倍換算」でオーバーロットで取引すれば、その末は「ロスカット」であって至極当然かと思う。無論1万から始めて、小額を得て、積み重なって金額が大きくなったらそれはその後考えればいいと思う。


繰り返すが、リスクリターン+プロスペクト理論で考えると「リスク1:リターン1未満」であると考えるべきだと思っているので、倍増ではなく資金量に見合った野望と上手く付き合うことが良いトレードに結び付くのではないかなと。


とりあえず安心してくれ、何倍にしたって偉いことでもなければそれだけ危険なことをしているってだけの話だから。

「どの価格」で反発するんだい。

たいして勝ってもいないトレーダーが「いくらで反発する」「この価格で」とか予言めいたことを言っている。

『ん?どれ??(つ・ω・』

上記の画像はトレービューで証券会社の異なるドル円レートを3つ表示しました。全部価格や波形、窓の有無も異なります。で、反発価格ライン予言者の方、”何の”いくらなんでしょうか。


そもそも僕らトレーダーが見ているのは証券会社が出しているレートですから、見ているものが違えば「エリオット波動も不成立になる」し、「ダブルトップなどのパターンも不成立になる」し、「プライスアクションなんて存在抹消」にもなります。自分の見ている証券会社のレートが世界基準であれば、価格を捻じ曲げる力があるなら話は違いますが、水平線やトレンドラインを引いたって、他の人からみたら異なるんです。じゃあ、価格とかラインで反発云々って言ってる人って、もはやそんな知見もない素人じゃないかと思うんですよね。無論、無駄じゃないし、それで利益あげている人も事実いますが。


なので僕は、そうした価格差があってもわかるものとして「流れ」を見ています。全体像で上がっているのか下がっているのかは揺るぎませんので。だから、よく説明する値幅やFEなどのツールが根拠1%未満というのもその点からです。ラウンドナンバー(1ドルなら1円ごと)や、年初来高値/底値帯など価格感が意識される場面もあるので、各環境ごとにバイアスを抜きながら観測したいですね。

以上!

反射光(=外部の光を反射している紙等)と、透過光(=液晶自体が発光したパソコンのモニター等)で同一のものを観測するときに、いくつかの「ミス」を仕込んでおきます。


ミスの発見数を比較すると、発見する精度は2%以上、紙でチェックしたほうが高くなるという結果が出る。反射光の紙で文字をチェックするとき、人間の脳は「分析」をして、透過光のパソコンのモニターで読むときは、全体のパターンを追う「パターン認識」になるからだそうです。有名な実験結果がソースです。


検証/分析を本気でするのであれば、チャートを印刷して紙で行うのもいいかもしれませんね。僕はしないですいけど。

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